香水の選び方
いつかは出会いたい「勝負香水」
香りの遍歴のなかで、こんな香リにめぐリ合う幸せ
香水は、TPOに合わせて、4つの香りを使い分けることを提案しました。
しかし、実は、もうひとつ、「エースの香り」があると思います。
それは、運命を変えるパワーを秘めた人生の切り札ともいうべき「勝負香水」、あるいは「人生のお守り」ともいうべき香りです。
私にとって、「エースの香り」はふたつあります。
ひとつは、私を香水に熱中させ、ついには、香水ビジネスに引き込んだ「アラミス」。この香りと出会った幸せを、つけるたびにかみしめます。
もうひとつは、「アザロ プールオム」。どんなときでも気後れしないよういつも勇気づけ、また過度のストレスによる一時的なうつ病から、私を立ち直らせてくれました。
人生の岐路に立ったとき、重人な決定を下さなければならなかったとき、何かに追い詰められたとき、いつもこのふたつの香りが心を落ち着かせ、冷静な判断に導いてくれたと思います。
香水販売員への上手な相談の仕方
香水選びに迷ったときやどんな香りが似合うのかわからないときは、香水ソムリエや販売員に相談するのがもっともよい方法です。
そのときは、自分の好みやどんなとき、どんな場所でつけたいか、あるいはなりたいイメージなどを、わかりやすくはっきりと伝えます。
香りの表現はとてもむずかしいので、使っている香りがあれば、それを基準に、「よりさわやかな感じ」とか、「もう少し甘さがあるもの」などというふうに希望を言います。
また、初めて香水を買うのであれば、率直にその旨を伝えます。そうすれば、香水選びだけでなく、つけ方や香水に関する基本的な知識などをわかりやすく教えてもらえます。もし知らない専門用語などが出てきたときは、わかったふりをせず、遠慮なく質間しましょう。
差し支えなければ、職業も伝えます。それも、ただ”営業職”などというのではなく、「ファッション関係で若い女性パイヤーが相手」、「技術関係の年配の男性と接する機会が多い」など、具体的に説明します。こうすれば、彼らは、まるで逆引き辞典のように香りを選んでくれるはずです。
香水ソムリエ
信頼できるアドバイザー
どんなに準備をしていても、いざ香水を買おうとするときは慎重になるものです。これでよかったのか、他にもっといいのがあるのではなどと、気にしだせばきりがありません。
そんなときは、率直に各売り場の販売員に相談することです。
販売員はその道のプロ。香りについてのたゆまない教育と訓練を受け、そのうえ売り場では、さまざまなお客さまに接し経験を積んでいるので、適切なアドバイスをしてくれます。
また最近、伊勢丹新宿店や阪急梅田店をはじめ全国の有名デパートでは、ブランドを超えて香水選びを助言する、「香水ソムリエ」を設置しはじめ、お客さまからよろこばれています。
香水ソムリエは、日本フレグランス協会の教育を受けた後、厳しいテストに合格した香水アドバイスのエキスパートです。ワインソムリエが、料理に合わせて相性のよいワインを選ぶように、お客さまの好みやなりたいイメージ、TPOに合わせて、たくさんの中からベストな香水をセレクトしてくれるはずです。
香水選びに迷ったら、気軽に相談するとよいでしょう。胸の金バッジが目印です。
新しい香水を買うタイミング
気分じゃないと感じたときがそのときです
TPOに合わせて、お気に入りの香りを使っていても、ある日ふと、違和感を感じることがあります。
それはよく、季節の変わり目や、新調した服に袖を通すときなどに感じます。女性の場合は、メイクを変えたときにもそう感じるかもしれません。
また、雑誌などの広告や写真を見たとき、ほしいな、と思うことがあります。
香水を長く使っていると、ふいに、そんな気になりますが、それは香水がすっかり身についた証し。マニュアルどおりに考えなくても、直感が教えてくれるようになったのです。
実は、そのときが香りの替えどきです。
まず、持っている香りのワードローブをすべて試します。それでも、ピンとくる香りがなかったら、新しい香りを買います。
後悔しない香水の選び方
店頭で試して気に入って買ったはずの香りが、いざ使ってみると好きになれない。そんな経験はありませんか。
香りは時間とともに移り変わるもの。だからはじめの印象だけで判断すると失敗することもあります。
おまけに、香りはつける人の体臭や体温で香り方が違ってきます。何よりも、実際に自分の肌につけて、香りの変化を確かめてみる、これが香り選びの大切なポイントです。
香水の歴史が長く、香りがすっかり生活にとけこんでいるフランスでは、香水を買うときの典型的な選び方があります。
これはと思う香水があれば、サンプルをもらって帰り、1~2日間、昼も夜もつけ続け、本当に気に入ったとき初めて購入するというのです。
ここまでしなくても、本当に自分に似合う、好きな香りと出会えるまで、時間をかけていろいろなタイプを試してみましょう。
香水を海外で買うときは
日本との気候の違いを忘れずに
香水好きな人にとって海外旅行のもうひとつの楽しみは、日本では販売されていない香水を探すことです。
誰でも、知らない香りは試して決めるのが常識ですが、旅行中だとなんだか急かされているような気分になり、トップノートを試しただけで買ってしまうことがよくあります。でも、せめてミドルノートを確かめてからにしたいものです。
急いでいるときは、真っ先にその香りをムエットか手首につけて他の買い物をします。10分もたてばミドルノートに変わりますから、その段階で決めます。
香りの感じ方は、気候や風土の違い、またそのときのムードによっても大きく変わってきます。たとえば、湿度が低いヨーロッパの気候で選んだ香りは、高湿度の日本では、くどい感じになることが多いのです。
そのあたりの微妙な違いを十分意識したうえで、妥協せずに選ぶことです。
もしどうしようかと迷ったら? 買うのをやめる方がよいかもしれません。
愛用する香りは、大きいサイズを買う
香水のボトルサイズと売上に関する興味深い統計があります。
香水先進国では売れ筋は100mlサイズ、ところが日本では、50mlか30ml。この違いは、つける量の違いだけではないようです。
ところで、香水の価格は、30mlを基準にすると50mlはその約1.5倍、100mlは50mlの1.5倍です。1ml当たりのコストは、大きいサイズの方が断然おトクです。
日本では小さいサイズを買う方が多いのですが、香りを使い慣れている香水先進国の人々は少しでも大きいサイズを求めます。
また、香りは5、6時間ごとにタッチアップ(つけ足し)が必要です。そのためにはアトマイザー(携帯用香水スプレー)に小分けして携帯します。ところが現在ははとんどスプレータイプばかりで、アトマイザーに移すのがひと苫労です。スプレーから別の容器に出して、スポイトでアトマイザーに入れるしか方法はありませんので、3011サイズを同時にもう1本、携帯用として購入しておく方が便利です。
香水選びに迷ったとき
香水を選ぶ最後の段階で、絞りこんだ2本の香水を前にして、どちらにすべきか悩む。
よくあることです。ふたつとも買ってしまえばいいのでしょうが、そうもいきません。
そんなときは、販売員に頼んで、2枚のムエット(試香紙)にそれぞれの香水をスプレーしてもらい、何も言わずにランダムにわたしてくれるように頼んで目を閉じます。
どちらの香りかわからない状態でかいで、より気に入った方にするのです。簡単ですが、この選び方は、とても有効です。
私たちは嗅覚よりも視覚の方が数倍発達しています。
したがって、目を開いたままだと、意識しなくてもボトルやパッケージを見てしまうのです。
また無意識に、売り場やそのまわりの情景が目に入るし、足音や話す声も気になります。
だから、目を閉じて、一瞬でもいいから心を無にして、真剣に香りと向き合うのです。
きっと後悔しない買い物ができます。
香水選びに迷ったときは...
香水を選ぶ最後の段階で、絞り込んだ2本の香水を前にして、どちらにすべきか悩む。
よくあることです。ふたつとも買ってしまえばいいのでしょうが、そうもいきません。
そんなときは、販売員に頼んで、2枚のムエット(試香紙)にそれぞれの香水をスプレーしてもらい、何も言わずにランダムに渡してくれるように頼んで目を閉じます。
どちらの香りか分からない状態で嗅いで、より気に入った時にするのです。簡単ですが、この選び方は、とても有効です。
私たちは四角のほうが数倍発達してします。したがって、目を開いたままだと、意識しなくてもボトルやパッケージを見てしまうのです。また無意識に、売り場やその周りの情景が目に入るし、足音や話す声も気になります。だから、目を閉じて、一瞬でもいいから心を無にして、真剣に香りと向き合うのです。きっと後悔しない買い物ができます。
上手な香水の買い方
香水を買う時、手当たり次第に何種類も試すのはおすすめできません。私たちの嗅覚は以外にくたびれやすく、一度に香りを嗅ぎわけれれるのは2~3種類だからです。
また、同じにおいを長く嗅いでいても嗅覚は麻痺します。コーヒーショップに入った瞬間感じる香ばしいにおいも、すぐに感じなくなりますね。
したがって、香水を選ぶときは、販売員に好みを伝えてイメージに近いものを2~3品出してもらい1品に絞ります。
セルフのときは、お目当てのものとボトルや色が同じような他の2から3品とを比較して選びます。
どちらの場合も、もっとも重要なことは、必ずミドルノートで試すことです。また、途中で臭いが分からなくなってきたと思ったら、売り場から5分くらい離れて嗅覚が回復するのを待ち、再度トライするようにします。
香り選びは焦らないで、時間をかけることが失敗しないコツと心得ましょう。